渋アー(渋いアートワーク)のボードゲームたち

 ボードゲーム界には「渋ゲー」というジャンルがある。いや、嘘を吐いた。そんなジャンルは無い。いや、無いとも言い切れない。あるような気もする。ジャンルとまでは言えないが、そんな言葉を使う人もいる。
 もしあるとすれば、それは「派手さは無いが、通好みで面白さがじわじわやってくるゲーム」というような意味だろう。それに見た目やテーマもキャラクター性や一般ウケに媚びておらず、独自の美意識を持ったゲームが「渋ゲー」だと思われる。

 僕もまた「渋い」ゲームが好きだ。と言っても、ゲームシステムがどうこうという小難しい話ではない。見た目の話だ。ルックスだ。洒落て言えば、アートワークだ。渋いアートワークが大好きなんだ。

 というわけで、これから一連のシリーズとして僕の好きな「渋アー(渋いアートワーク)」のゲームを紹介していきたい。持ってないゲームでも色々と紹介したいのがあるんだけど、自分で写真を撮りたいので、持っているゲームに限定する。

 選定の基準は完全に独りよがりな断定と偏った見方だが(これを略して「独断と偏見」と言う)、なんとなく脳内にある判定材料を書き出しておくと、
・無闇に華美でない
・キャラが媚びていない
・一般ウケを狙っていない
・かわいいというよりはかっこいい
・淡白だがセンスがある
・古臭いが味わいがある
という感じだろうか。もちろん全部に当てはまる必要はない。

それでは、次回から選び抜かれた渋アー作品をとくとご覧頂きたい。